ゆうめい『娘』(12/22~)
公演情報・チケット販売
2021.11.16
ヴィジュアル:りょこ
2人の女。20年前。家庭にインターネットが普及した時代。匿名掲示板──。
全く違う場所で生まれ育った女性2人が、インターネットで出会う。
誰にも話せなかった家庭と世間に挟まれていた2人は、ようやく打ち明けられる場所をネットの中に見つけた。
記憶の世界をぐるぐると巡りながら、それぞれの身に起こる出来事を経て、とある決断を下す現在までの20年間を描く。
物語の主軸となる2人の人生を、ゆうめい初出演となる大竹このみと木村美月、前回公演『姿』再演での好演が記憶に新しい高野ゆらこと森谷ふみが演じます。
そして様々な舞台や映像作品で活躍する宮崎吐夢、岩瀬 亮、大石将弘も初出演。
さらには中村亮太、山中志歩、田中祐希というこれまでのゆうめいに欠かせない俳優達と共に、2人の人生に関わる様々な登場人物を演じます。
東京芸術劇場シアターイーストでの公演を経て、より進化していくゆうめいの新作公演『娘』に、是非ご期待ください。
-Comment-
「女の話が男に描けるわけがない」とご意見いただいた体験が、今作の根源になっています。
「描けそうかもしれない」と「描けないかもしれない」を往復し続け、内在する感情の発端を知るため掘り下げながら、妻と僕、妻の母と僕の母、そしてお会いした様々な方々を基としたフィクションを描かせていただきます。
高校の時、匿名掲示板に自分を既婚女性と偽って、バレないように書き込んでいた時期があります。既婚女性を名乗る人々の自分には無い文体に憧れ、ないものねだりをしてしまって。嫌な自分をネットでさえ隠したいというコンプレックスもあった気もします。思い返せば、気持ち悪いことをしていたし、自分の脚本や戯曲を書くことになるきっかけなったかもしれません。相手も匿名なので、自分と同じことをしているのではと疑い続けてもいました。既婚女性として書き込むと、バレる時はバレて、バレない時は会話が弾みました。ただ、相手も本当に既婚女性かどうかは分かりません。その中で、本当か嘘かより誰かが書き込んでいることは事実でした。自分はその誰かを知ろうとしていきました。同時に、わがままですが、そんな自分も知って欲しいと思うようになっていました。
もう今は隠したい当時を思い出しながら、劇場の虚構の中で発表したいと思います。
スズナリにて、心よりお待ちしております。
ゆうめい『娘』、どうかよろしくお願いいたします。
作・演出:池田 亮
出演:岩瀬 亮、大石将弘、大竹このみ、木村美月、高野ゆらこ、田中祐希、中村亮太、宮崎吐夢、森谷ふみ、山中志歩(50音順)
■日程:2021/12/22[水]~29[水]
■会場:ザ・スズナリ
■料金:全席指定席
一般4,500 円
☆前半割(12/22[水]-24[金]の3日間)一般4,000 円
※当日身分証を拝見いたします。
「演劇最強論-ing」でもチケット取扱!
2021/11/20[土]10:00~一般発売開始!