演劇最強論-ing

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範宙遊泳『われらの血がしょうたい』‒Colours of Our Blood‒(12/4~)

公演情報・チケット販売

2015.11.2


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©たかくらかずき

インターネットは血をみるか

高速で発展する文明に、乗り遅れたというより追い越してしまった人がいて、
その人が、だからといって人類の脅威やカリスマになるのではなく、あるいは
ドン・キホーテのようにヘマばかり続けていくのではなく、
ただただ過ぎていく時間を前に畏れたり茫然としたりする中で、
容易く絶望しない勇気を持っていく。

***
かつてインターネットは匿名の場所だと思っていた。けれどもほんとうはたぶん違う。ここでは無人島で寝転んで陽を浴びるような、そんな孤立した時間はたぶん流れていない。僕たちはそんな情景を”のどか”だと思うことすらなくなった。匿名じゃない。みんな有名になった。忙しくなったし忘れっぽくなった。たぶんもう後戻りはできない。やっぱり進んでいくしかない。血よ、いったいどこに繋がっているのか。

山本卓卓
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作・演出:山本卓卓
音楽:千葉広樹(Kinetic/サンガツ/rabbitoo)
美術監督:たかくらかずき

出演:大橋一輝 熊川ふみ 田中美希恵 埜本幸良 福原冠

■日程:2015/12/4[金]~14[月] 横浜にぎわい座 のげシャーレ
12/ 4[金] 19:30★
12/ 5[土] 19:30★
12 /6[日] 15:00★ 19:00★
12/ 8[火] 19:30
12/ 9[水] 19:30
12/10[木] 19:30
12/11[金] 19:30
12/12[土] 14:00/19:30
12/13[日] 14:00/19:00
12/14[月] 14:00
■料金:一般:3,300円、学生:2,800円、高校生以下:1,000円
★前半割引(全4日程)一般:3,000円、学生:2,500円
■上演時間:90分(予定)

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範宙遊泳

2007年より、東京を拠点に海外での公演も行う演劇集団。 すべての脚本と演出を山本卓卓が手がける。現実と物語の境界をみつめ、その行き来によりそれらの所在位置を問い直す。 生と死、感覚と言葉、集団社会、家族、など物語のクリエイションはその都度興味を持った対象からスタートし、より遠くを目指し普遍的な「問い」へアクセスしてゆく。 近年は舞台上に投写した文字・写真・色・光・影などの要素と俳優を組み合わせた独自の演出と、観客の倫理観を揺さぶる強度ある脚本で、日本国内のみならずアジア諸国からも注目を集め、マレーシア、タイ、インド、中国、シンガポール、ニューヨークで公演や共同制作も行う。 『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。 『バナナの花は食べられる』で第66回岸田國士戯曲賞を受賞。 ★公式サイトはこちら★