演劇最強論-ing

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範宙遊泳 × THE NECESSARY STAGE『SANCTUARY -聖域-』(11/30~)

公演情報・チケット販売

2017.10.13




共通の知り合いである通訳者の鈴木なお氏の提案から、いち劇団同士がお互いに興味を持ち対話を重ね、資金繰りから広報活動までのすべてを自発的に行う、インディペンデントなコラボレーションです。
 創作過程はTNSの方法にのっとり、範宙遊泳がシンガポールでリサーチとWSを行う<phase1>、TNSが来日し稽古と小作品の発表を行う<phase2>、シンガポールでの滞在制作と両国での上演を行う<phase3>と3つのステップを踏み、長い時間をかけてお互いの理解を深めてきました。
 脚本は、両国の劇作家、山本卓卓とハレーシュ・シャーマが共同執筆し、シンガポールと日本が抱える監視社会の問題や、未来の生活のあり方、デジタルアーカイブ、SNSセレブなどをテーマにディスカッションを重ね、それぞれ書いた脚本を、ひとつの物語に結合させました。
 モーションキャプチャーや音に反応するアプリケーションのアイディアなどデジタルの要素も取り入れられ、音楽家でありエンジニアでもあるバニー・ハイカルが手がけるアプリケーションと、範宙遊泳のアートディレクターたかくらかずきが手がける映像とのコラボレーションも、見どころのひとつとなっています。
 範宙遊泳は10月1日からシンガポールに渡航し、山本卓卓とTNSの演出家アルヴィン・タンとの共同演出で、稽古が進行しています。待望の日本公演に、ご期待ください!


作:山本卓卓/Haresh Sharma
演出:山本卓卓/Alvin Tan
音楽:Bani Haykal
映像:たかくらかずき
出演:Audrey Luo, Ellison Tan Yuyang, 熊川ふみ, 田中美希恵, 福原冠, 埜本幸良, Yazid Jalil

■日程・会場:
2017/11/30[木]~12/2[土]
神奈川・WAKABACHO WHARF(若葉町ウォーフ)
■料金:
一般:3000円、学生:2500円、高校生以下:1000円(枚数限定・劇団のみ取扱)


「演劇最強論-ing」でチケット取扱!2017/10/15[日] 10:00~一般発売!
チケットのお申込は下記ボタンから。

範宙遊泳

2007年より、東京を拠点に海外での公演も行う演劇集団。 すべての脚本と演出を山本卓卓が手がける。現実と物語の境界をみつめ、その行き来によりそれらの所在位置を問い直す。 生と死、感覚と言葉、集団社会、家族、など物語のクリエイションはその都度興味を持った対象からスタートし、より遠くを目指し普遍的な「問い」へアクセスしてゆく。 近年は舞台上に投写した文字・写真・色・光・影などの要素と俳優を組み合わせた独自の演出と、観客の倫理観を揺さぶる強度ある脚本で、日本国内のみならずアジア諸国からも注目を集め、マレーシア、タイ、インド、中国、シンガポール、ニューヨークで公演や共同制作も行う。 『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。 『バナナの花は食べられる』で第66回岸田國士戯曲賞を受賞。 ★公式サイトはこちら★