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チェルフィッチュ 活動20周年記念プロジェクト

公演情報

2017.03.5


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2017 年、岡田利規主宰の演劇カンパニー・チェルフィッチュが活動20周年を迎えます。これを記念して、チェルフィッチュ最新作『部屋に流れる時間の旅』東京公演、代表作『三月の5 日間』を20 代前半の若い俳優とともに再創造するリ・クリエーション公演のほか、これまでの創作活動を読み解く特設WEB サイトなど、記念プロジェクトを展開します。

◎チェルフィッチュ/岡田利規 2017 年スケジュール
3/5 チェルフィッチュ20 周年特設WEB サイト公開
3/10-12『スーパープレミアムソフトW バニラリッチ』@タイ・バンコク
5月『部屋に流れる時間の旅』@カナダ・モントリオール
6月『部屋に流れる時間の旅』シアタートラム公演 @東京
秋『スーパープレミアムソフトW バニラリッチ』『部屋に流れる時間の旅』南米・ヨーロッパツアー
12月『三月の5 日間』リ・クリエーションKAAT 神奈川芸術劇場 世界初演 その後、全国ツアー


◎チェルフィッチュ活動20周年を記念して特設WEBサイトをオープン。
「演劇は社会の鏡」―常に同時代を批評的に描き問いを投げかけてきたチェルフィッチュ/岡田利規。創作の源となった社会事象や問題を切り口に、活動を多面的に紐解く記事を約1年にわたりお届けします。私たちの未来を想像するためのWEBサイト、ときどき覗きに来てください。
URL:http://chelfitsch20th.net/

◎最新作『部屋に流れる時間の旅』シアタートラム(東京)にて凱旋公演!
2016年3月に京都で初演を迎えたのち世界16都市を巡った『部屋に流れる時間の旅』、ついに待望の東京公演。岡田によるこれまで以上に強度を増した言葉と俳優の身体が、美術家 久門剛史による微細な気配のにじむ音・空間と緊密かつ多層的な関係をむすび、まさにチェルフィッチュの”集大成”といえる最新作をシアタートラムで上演します。
作・演出:岡田利規 音・美術:久門剛史 出演:青柳いづみ、安藤真理、吉田 庸
詳細はコチラ


◎代表作『三月の5 日間』リ・クリエーション KAAT での世界初演後、全国ツアーへ!
第49 回岸田國士戯曲賞受賞・チェルフィッチュの代表作である『三月の5 日間』を、20 代前半の若い俳優とともに再創造します。イラク戦争が起こった3 月21 日を含む5 日間を渋谷のラブホテルで過ごし、セックスに明け暮れる男女の姿から2003 年当時の社会と若者像をリアルに描いた本作を、『三月の5 日間』で描かれる当時のリアリティを再現するのではなく、現在を生きる“リアル”を、当時の社会状況や感覚と対置することで、同時代の人間像や社会の有りようをビビッドに浮かび上がらせることを狙います。チェルフィッチュ自らの手によって、代表作の上演イメージを塗り替える『三月の5日間』の新境地にご期待ください。

チェルフィッチュ

岡田利規が全作品の脚本と演出を務める演劇カンパニーとして97年に設立。独特な言葉と身体の関係性を用いた手法が評価され、現代を代表する演劇カンパニーとして国内外で高い注目を集める。05年『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。07年クンステン・フェスティバル・デザール2007(ブリュッセル/ベルギー)にて初の国外進出を果たして以降、世界70都市で上演。近年では、ヨーロッパを代表するフェスティバルの委嘱により作品を制作、発表している。主宰・岡田は、07年デビュー小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』を新潮社より発表し、翌年第二回大江健三郎賞受賞するなど小説家としても活動している。また、16年よりドイツ有数の公立劇場ミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリー作品の演出を3シーズンにわたって務めた。 ★公式サイトはこちら★