横浜ボートシアター『恋に狂ひて』(7/1~)
公演情報
2016.07.7
撮影:斎藤朋
これは人形劇?
いいえ、動かない人形を使って俳優の演じる悲劇です。
美少年と一族郎党の〈悲劇〉が、うごかない人形と俳優によって、時空をこえ、重層的な物語を浮上させた“あらたな代表作”との呼び声が高い本作品(2014年初演)。今回、劇団の35周年と代表 遠藤啄郎の米寿を祝い、拠点の船劇場を漕ぎ出てKAATに上陸。新キャスト、新演出もくわえた待望の記念公演!
<あらすじ>
平安時代、嵯峨天皇の御世。公家二条蔵人清平の一人息子「愛護の若」は、母の命と引き換えに授かった観音の申し子であった。しかし継母「雲居の前」に懸想せられ、父親からもうとまれ、霧降の滝に入水自殺してしまう。雲居の前も愛護の若の父に簀巻きにされ滝に入水。後に龍の姿となり「愛護の若」の死骸を頭上に載せ現れる。そして、愛護の若に関わった人々108人すべてが霧降の滝に身を投げ、果てるのであった。
脚本・演出・人形・仮面:遠藤啄郎
節付け・弾き語り:説経節政大夫
出演:玉寄長政、吉岡紗矢、近藤春菜、柿澤あゆみ、奥本聡、リアルマッスル泉
演奏:松本利洋、村上洋司
■日程・会場:
2016/7/1[金]~7/10[日]
神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場大スタジオ
■料金:
全席自由 一般4000円、U24チケット(24歳以下)3000円、ペア7,000円(劇団のみ取り扱い)
*当日:一般4500円、U24チケット(24歳以下)3500円