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新・演劇放浪記 第3回 ゲスト:イ・ホンイ(翻訳家、ドラマターグ)

新・演劇放浪記

2015.11.17


新たな才能を次々と輩出してきた「小劇場演劇」が、たぶん今、何度目かの変革期を迎えている。その変化は現在どのような形で現れているのか。そして未来の演劇はどうなっていくのか?
国内外に散らばる演劇の現場の最前線。その各地で活躍する人たちを藤原ちからが訪ね、インタビューと対話を重ねていくシリーズ「新・演劇放浪記」。

* * *
  
この夏、わたしは城崎温泉で過ごした。城崎国際アートセンターで自作をつくるために滞在していたのだが、賑やかで楽しい日々だった。というのもちょうど同じ時期に、岡田利規『God Bless Baseball(通称:GBB)』のチームも滞在していたからである。
イ・ホンイはその日韓共同制作のチームにおいて、台本の翻訳と稽古場での通訳を務めていた。彼女と会うのはこれが初めてではない。2013年の東京デスロック『SYMPOSIUM』で共演したことがあった。彼女はとてもクレバーな通訳として、わたしに鮮烈な印象を残していた。
あれから2年。再会したイ・ホンイは、日本の現代戯曲を次々に韓国に紹介し、両国の演劇を繋ぐキーマンになっていた。
(2015.8.18収録)
イ・ホンイTOP用

▼岡田利規のチームに参加

──今回の『G.B.B』の翻訳・通訳については、岡田利規さんから依頼があったんですか?

連絡が来たのは光州アジア芸術劇場からだったと思います。でも前段階として、チェルフィッチュの『現在地』が2013年に韓国で上演された時に、字幕のオペレーションや通訳は私が担当したんです。その時に岡田さんはすでに『G.B.B』のアイデアを持っていたので、少し話は聞いていました。

──今回は稽古からがっつり関わっていますよね。

多田淳之介さん(演出家、東京デスロック主宰)もよく、テクストがある状態で稽古を始めるんじゃなくて、やりながらつくるんです。岡田さんの『G.B.B』もそんな感じですね。城崎に来てから毎日台本が修正されたり追加されたりして、それを翻訳しています。でもふだん翻訳していると、読み直すたびにここを修正したいと思っちゃうから、今回は毎日、翻訳に時間を充分かけることができて、大変だけど、いいなと思います。

──稽古での通訳はどうですか? 台本の翻訳とはまた違う感覚だと想像しますけど。

岡田さんはとても話が論理的で、マナーがいいというか、通訳しやすい演出家です。俳優もイ・ユンジェさんとは2008年から毎年一緒に仕事をしていますし、ウィ・ソンヒさんは今回初めて会ったんですけどすぐ仲良くなって、信頼関係がちゃんとあるからやりやすいですね。

God Bless Baseball 3 God Bless Baseball 1
「God Bless Baseball」韓国公演/ Asian Arts Theatre (photo:Moon So Young)

──演出家の指示を稽古場でリアルタイムで俳優に伝えるのって、難しくないですか?

うふふ、私、初めて演劇の仕事したのが通訳だったんです。毎回いつも難しいとは思うんですけど、今は少し慣れてると言えるくらいにはなったなって思います。


▼日本との出会い

──その、初めての通訳の仕事はどういう?

それが多田淳之介さんとでした。2008年の『ロミオとジュリエット』。当時私はソウル大学の修士課程で演劇学を勉強していたんですけど、ソン・ギウンさん(韓国の演出家。平田オリザや多田淳之介とのコラボレーションでも知られる)が日本語のできる人を探していて、紹介してくれたんです。それまで通訳の経験はなかったんですけど、予算がなかったので、それで私が(笑)。

──幸運な出会いでしたね(笑)。それで日本に留学した?

その仕事をした後に、博士課程でお茶の水女子大学に留学しました。多田さんは1年に1回必ず韓国で作品をつくったので、その時には韓国に戻りました。

──そもそも日本との出会いは?

大学4年生の時に交換留学で初めて日本に来たんです。学部には日本学科がなくて、フランス文学専攻だったんですけど。でも日本は留学申請が通りやすかったので、それで来てみたら、意外と好き♥︎と思って(笑)。

──好きだと思ったポイントは?

個人的、性格的にも合うと感じましたし、日本の古典劇についても知りたくなって勉強したんです。日本に行ったら観てみたいと思ってたんですけど、実際観たら思った以上に素敵で……。それで最初は古典劇を観てたんですね。能は難しいと感じましたけど、歌舞伎は観てました。

──留学期間はどれくらいだったんですか。

最初の交換留学は半年だけでした。でも強烈な経験だったので、その後も日本語の勉強をして、日本の現代演劇についても調べるようになりました。


▼演劇への興味は?

──そもそも演劇への興味はいつ頃から?

子供の頃からだと思います。あんまり外で遊ぶような子じゃなかったので(笑)。小説読むのも映画観るのも好きでしたけど、両親が、ずっと家にいるのは良くないからと言って劇場に連れていってくれたので、それが楽しくて、劇場に行く習慣ができて。中学・高校になると普通に友だちと一緒に観に行くようになりました。あの頃はミュージカルが好きでたくさん観てましたね。例えば『地下鉄一号線』というドイツ演劇を(キム・ミンギ * が)現代のソウルに置き換えたミュージカルもありましたし、普通の小劇場の演劇も観ました。
*韓国民主化運動の象徴歌「朝霧(アチミスル)」の作詞家。

──テハンノ(大学路。ソウルの演劇街)とかで?

はい。

──やがて演劇学を専攻して、博士過程では日本に来たいと思ったんですね。

やっぱり韓国演劇って、近代の日本演劇から影響を受けてるんです。1920年代の築地小劇場とか。韓国人もそこにいたそうです。でも演劇史の本を読んでみると、影響を受けた日本人の名前が間違っていたりして、これはちょっといけないなと思って。でも韓国で演劇を勉強してる人はみんなヨーロッパ行っちゃうんですね。なので私は日本の演劇を勉強してそういうのを修正したいなと思いました。

──日本では、小劇場演劇を観はじめた?

留学してる間はなるべく観光とかしないで、学校か劇場かに通ってました(笑)。最初は何を観ればいいのかわからなくて、とにかく下北沢に行って適当に劇場に入ってみたりして。それで柴幸男さんの『ドドミノ』をたまたま観てたんです。後で多田さんに紹介してもらいました。そうやって知り合いがどんどん増えていって、その人たちの新作を観るだけでいっぱいになったんですけど、今もなるべくいろんな人の作品が観たくて。


▼とにかく戯曲を読み漁る

──今は韓国に住んでるから、もうそんなに数は観れないですよね。

だから戯曲を調べて読んだりするんです。岡田(利規)さんもこの戯曲がいいよって勧めてくれたりして。

──ああ、そうやって日本の戯曲を見つけて、韓国に紹介しているんですね。最近だと例えば、岩井秀人さんの『ヒッキー・ソトニデテミターノ』を訳されたのもそうやって?

あの作品は好評でした。反日感情とまではいかないんですけど、韓国では日本の演劇を知ってる人が少ないので、日本色が強いと劇場の人に「日本っぽい」って言われることがあるんですね。だからいつも日本語の翻訳は悩むんですけど、今回は「ひきこもり」をそのままの訳にして良かったと思います。

──「ひきこもり」の物語が韓国の人にもヒットした感じがあった?

韓国でも、今の若者の中にはそういう人がいっぱいいるんです。でも社会問題にはなってなくて、ただの変な人扱いになってるので……。韓国ではまだ鬱病も変な目で見られたりするんです。『ヒッキー・ソトニデテミターノ』はコメディだと思って観に来てすごく泣いたお客さんもいました。岩井さんの場合は2年前からいくつか台本をその劇場に渡してたんです。紹介したくて。

──劇場への売り込みもしてるんですね。

はい。やり方を知らないので、でも知り合いにとにかく戯曲を渡すんです。日本の演劇のことをみんな知らないので、劇場は、前に1回来たことのある人を呼ぼうとするんですね。でも私は日本の演劇のいちばんいいところは「多様性」だと思うから、それを伝えたくて、なるべくいろんな作品を観て、それを伝えようとしてるんです。

──そうやって情報を流すというか、あいだを繋げられる人が必要だと思って自分も活動してるところがあるから、気持ちはすごくわかります。……戯曲はどうやって取り寄せるんですか?

日本に来る機会があったらその時はできるだけいっぱい観て。あとは知り合いとか、新作が出たら戯曲を送ってもらうとか。

──映像ではなく戯曲を送ってもらうんですね?

基本的に翻訳劇として上演できるかの話になるから、私は戯曲のほうを読みます。プロデューサーも、日本の劇団を呼ぶのはお金がかかるから、(韓国人で上演できる)戯曲を読みたがるんです。あといちばん大きな理由は、日本に比べて、韓国には活発に活動している劇作家の数が少ないと思います。それで多くの演出家が海外の戯曲にも興味を持っています。

──つまり、日本の戯曲を韓国の演出家・俳優で上演するパターンが多い?

そうですね。経験してわかったことなんですけど、劇場は、知らない劇団は呼ばないんですね。いくら海外で評価が高くても呼ばないです。まず韓国で何度か翻訳劇として上演されて、作家の名前が知られるようになったらその後で呼ぶ。もしかしたらフェスティバルとかは違うのかもしれないけど。芸術監督の好みで左右されるので。


▼日韓の演劇の違い

──そうやって触れていく中で、日本の現代戯曲の特徴を感じたりはしますか?

いろんな種類があることですね。韓国では演劇学科があるし、演劇学科出身じゃなくても大学の演劇サークルをやった人が演劇をやるんです。そして演劇人なら必ず読む本が存在するんです。スタンダードな良い戯曲を書くためには、とかそういう本を。もちろん作家の個性はそれぞれ違うんですけど、ある程度、戯曲としての形は似ている気がします。

──参考にする本が共通してるから、似てしまうと?

逆に日本の戯曲を韓国の演劇人に見せたら、「これはたぶん劇作を習っていない人が書いたんだな」ってよく言われます(笑)。私自身は、面白い発想だったらそれでいいと思うんですけどね。だって今は、あんまり形式とか様式は関係ないじゃないですか。その違いがあると思います。

──確かに日本にはカノン(正典)がないですからね。

だからいいじゃないですか。

──でも韓国でも「多元芸術」(ダウォン芸術。既存のジャンルに当てはまらない芸術を韓国ではそう呼び、国策として支援している)はかなり自由なんじゃないですか?

今はだいぶ自由になりましたね。

──「ソウルde演劇めぐり」という連載を日本語で書かれていますよね。あれはどこから話が?

去年、(中津留章二の)『背水の孤島』っていう作品を翻訳してドゥサン・アートセンターでやったんですけど、「韓劇.com」というサイトの編集者がとても感動したみたいで、連載することになりました。演劇をまったく知らない人に話すように書いてくださいって言われてます。

──それで文章のテンションも高いわけですね(笑)。

はい(笑)。基本的には、私が参加した作品について紹介しています。今年は6作品が私の翻訳劇として上演されるんです。ちょうど連載の話が来たタイミングだったので、私の参加している作品の宣伝にもなるかなーって(笑)。


▼「ディレクターグ42」での活動

──その連載の第2回でも紹介されてましたけど、マ・ドゥヨン * の劇団にはホンイさんも加わっているんですね。
  *創作集団DIRECTURG42主宰。劇団第12言語演劇スタジオ所属の、俳優・演出家。多田淳之介演出『カルメギ』などにも出演。

「ディレクターグ42」という劇団名です。名前はディレクター+ドラマターグから。そして42は韓国では「間」という意味の「サイ」と同じ発音で、シェイクスピアの戯曲で現代に残っている数でもあるそうです。せっかく集団つくるなら、シェイクスピアがつくった数くらいは一緒にやろうっていう意味(笑)。

──ディレクターグ42 には俳優はいないんですか? ドゥヨンは第12言語演劇スタジオの俳優でもありますけど。

ディレクターグ42 ではドゥヨンさんは演出に徹してます。その都度、俳優を呼んでる。でもまだほんとに始まったばかりなので。『傷だらけの運動場』って作品を今年上演して、来年は『女優の魂』を上演すると思います。

──え、チェルフィッチュの? マ・ドゥヨン演出で?!

そうです。面白いと思います(笑)。

──たしかに面白そう~。ところでディレクターグ42 のもうひとりのメンバー、マ・ジョンファさん。この人は翻訳をされる方なんですか?

英語圏の翻訳とかドラマターグをやっています。

──ということは、ディレクターグ42 では英語圏と日本語圏の翻訳劇をやるんですね。

もちろん韓国の戯曲も読みますし、上手じゃないけどフランス語圏の戯曲でいいものないかなって調べたり……。なるべく私たちが調べられる範囲で、海外の同時代の作家にアンテナを張っています。そういう集団です。

──すごい……。演出家と翻訳・ドラマターグがそうやって組むのは面白いですね。3人の意思疎通はどうやって取ってるんですか?

たまに会って情報交換してます。実は翻訳はいっぱいしているんです。でも実際に上演できるのは少ないので、上演できなかった戯曲も誰かに読んでもらいたいですし。


▼頼まれなくても翻訳を

──陽の目を見ない翻訳もされてるわけですね……。実際に劇場の人に見せるのってどういう形でするんですか?

まず戯曲を読んだ後に、あらすじとか簡単な情報……出演者とか背景とかをメモしておくんです。で、「いい戯曲ない?」って訊かれた時にすぐにそれを渡して。そして本当に面白いと思った作品は、誰からも頼まれなくても翻訳をしておくんです。それで自信があると思ったら見せます。でも、挫折もいっぱい……。

──せっかく翻訳したのに無駄になることもあるわけですよね。

でも岩井秀人さんの『ヒッキー・ソトニデテミターノ』は2年かけて実現して、結果もとてもよかったので。『て』も韓国の劇団が12月に準備してます。あのドラマも好きなんですけど、テクニカル的な発想も私は好きです。柴幸男さんの場合もそうですね。『わが星』も何年か前に翻訳してあるんです。上演できてないんですけど……。『反復かつ連続』は実際に上演しました。

──『反復かつ連続』はまさに構造が面白い作品ですね。でもそういう構造を扱う作家って、今、他にいますかね?

そうですね……。でも基本的には、平田オリザさんとか岩松了さんとか、そういう系が好きです。

──いわゆる「静かな演劇」以後の?

私は「静かな演劇」が2人の特徴だとは思ってないです。実際見て、もちろん静かかもしれないけど、そこが魅力だとは感じてないんです。その裏に、とてもドラマチックな熱い何かが感じられますし。あとフランスでポストモダンの劇作家たちが、極端に日常を強調することで解体するような演劇ジャンルをつくったんですけど、それと似てる気がして。フランスの方も、静かなのがポイントじゃなくて、現代人のコミュニケーションを研究しているところがいいなと思ってます。

──戯曲以外の、例えば小説とかの翻訳はされないんですか?

小説はまだしたことないです。でもしてみたいですね、大好きな推理小説を……。でも今回初めて足立正生さんの映画の新作を翻訳することになってるんですけど、映画の字幕は初めてなので楽しみです。(『断食芸人』。韓国・光州のアジア芸術劇場のこけら落としとなった。日本では2016年春に上映予定)

──ミステリーがお好きなんですね。やっぱり構造が好きなんだ?(笑)

大好きです。私が日本に夢中になったのも推理小説のおかげです。横溝正史、松本清張、江戸川乱歩……。最近の東野圭吾とかも読んでるんですけど、有栖川有栖にも個人的に興味を持ってます。韓国には日本みたいなミステリファンがいないんです。

──韓国ではどんな小説が人気?

ロマンスとか歴史。私は個人的には興味がない分野なんですけど(笑)。


▼韓国の戯曲を日本語にしたい

──今回、城崎に滞在されたわけですけど、観光は?

全然です(笑)。あ、盆踊りは見られて嬉しかったです。映画でしか見たことなかったから。

──この先の展望や野望はありますか?

今年6作品上演できるようになってすごく嬉しかったので、これからも翻訳の仕事がメインになったらいいなと思ってます。(ちなみに前述の『て』に加え、本谷有希子の『乱暴と待機』も上演されたため、結果的に2015年のイ・ホンイの翻訳作品は8つになった!)

──翻訳と通訳だったらどっちをやりたい?

翻訳の方が好きです。作品に参加した感じがもっとするんです。

──今、ソウルに住まれてますよね。日本の演劇が好きなら、日本に住んで、観まくるっていう手もあると思うんですけど?

そうですねえ……。でも今度は、韓国の戯曲を日本語にしてみたいなという夢も持ってるんです。ただ昔に比べると日本語への翻訳も少しは上手になったんですけど、やっぱり文学の表現を母国語じゃなくて外国語にするのは難しいですね。

──韓国の現代演劇の人たちがどういうことを描こうとしているのか、しりたいんですけど、言語の壁はやっぱり大きいですよね。例えばテハンノにふらっと観に行ったとして、せめて英語字幕がついてればまだ理解しやすいんだけど……。

アイドルが出る演劇だったら日本語の字幕もありますよ。

──あ、韓流ファンに向けての……? すごい、ビジネスになってるんですねえ。……あの、さっき「日本色」の話がちらっとありましたけど、日韓関係についてはどう思ってますか。

……難しい質問ですね。言える範囲だと……お互い知らないことが多いなと思ってます。お互い知らないと何もできないじゃないですか。日本は韓国がなんで怒ってるのかを知らないし。もっとお互いの文化でもいいし、何でもいいので、まずは「知る」機会が増えたらいいなと思ってます。でも2008年に最初に私が関わった時より、ずっと日韓の演劇の交流は増えてるし、ずっと良くなってると思いますね。

* * *

演劇には「言葉の壁」が立ちはだかるけれども、その「壁」があるからこそ、イ・ホンイのような素敵な存在が生まれたのだった。彼女の向学心には驚かされる。その翻訳によって、これからどんな作品が海を渡っていくのだろうか。

残念ながら今はまだ、その海の呼称ひとつですら意地の張り合いが起きてしまう世の中である。誰かがどこかの時点で引いた線があちら側とこちら側とを分断し、人間の心に敵意の火を灯そうとする。しかし日本人は変わるだろう。韓国人も変わるだろう。2つの言語に橋を架ける翻訳が、分断された世界を繋ぎ直していく。



イ・ホンイ要クレジット
©Korea Arts Management Service

イ・ホンイ(李洪伊)
翻訳家、ドラマターグ。
創作集団DIRECTURG42所属。

韓国で上演した主な翻訳作品は、「살짝 넘어갔다가 얻어맞았다(少しはみ出て殴られた)」、「데리러 와 줘!(来来来来来)」、「God Bless Basenall」、「히키코모리 밖으로 나왔어(ヒッキー・ソトニデテミターノ)」、唱劇「코카서스의 백묵원(コーカサスの白墨の輪)」、「소년B(少年B)」、「용의자X의 헌신(容疑者Xの献身)」、「배수의 고도(背水の孤島)」等々。ドラマターグとしては、創作オペラ「달이 물로 걸어오듯(月が水面に忍び来るがごとく)」(第2回Edaily文化大賞クラシック部門最優秀作)、演劇「カルメギ」(第50回東亜演劇賞作品賞)などに参加した。

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