演劇最強論-ing

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庭劇団ペニノ『笑顔の砦』(9/3~)

公演情報・チケット販売

2022.05.26



撮影:堀川高志

日本海に面した小さな漁港町
響き合う二つの時間
視線と匂いの交錯する
タニノクロウ流 人情劇


2006年に東京・下北沢駅前劇場、2007年に大阪・精華小劇場(精華演劇祭)で上演され、痴呆・介護を通して現代社会の歪みに迫る作品として話題となり、2008年岸田國士戯曲賞にノミネートされた「笑顔の砦」を、関西バージョンとして2018年11月に大幅に改訂し上演。
2019年の横浜公演、豊橋公演、2021年のフランス3都市公演を経て、今回が国内最終公演となります。

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インターネットやSNSを通じて世界中様々な人やモノとつながれるようになった一方で、実は我々は「異質な存在」と出会う機会をますます失っている。
今作は、そんな現代社会のなかで、二つの隣接した部屋を象徴的に描いていく。
たった一枚の壁を隔てて生きる、対照的な住人たち。
いつまでも変わらないような日常のすぐ隣に、痴呆や障害といった、目をそむけたくなるような「異質な現実」が静かに息づく。
観客は、二組の対照的な光景に揺さぶられ、「当たり前の日常」に対する疑念を、常につきつけられる。
それは、観客の日常に対する視座を、繊細に、豊かに、拡張する体験となるはずである。


作・演出:タニノクロウ
出演:井上和也、FOペレイラ宏一朗、緒方晋、坂井初音、たなべ勝也、野村眞人、百元夏繪(五十音順)

【新潟公演】
■日程・会場:2022/9/3[土]~9/4[土] りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館
 *各回アフタートーク有り*
 ≪9/3[土]13:00公演≫ タニノクロウ(庭劇団ぺ二ノ主宰)×井上経久(シネ・ウインド支配人)
 ≪9/3[土]18:00公演≫ タニノクロウ(庭劇団ぺ二ノ主宰)×金森穣(Noism Company Niigata 芸術総監督)
 ≪9/4[日]13:00公演≫ タニノクロウ(庭劇団ぺ二ノ主宰)×金澤李花子(SAN 副館長)
■料金:⽇時指定/全席⾃由
一般3,500円、U25 2,000円、高校生以下1,000円
※[U25][高校生以下]ご入場時に年齢がわかるものをご提示ください。
※未就学児入場不可

【東京公演】
■日程・会場:2022/9/10[土]~9/19[月・祝] 吉祥寺シアター
■料金:⽇時指定/全席⾃由/⼊場整理番号付き
一般4,800円、学生3,800円、高校生以下1000円
※[高校生以下]ご入場時に年齢がわかるものをご提示ください。
※未就学児入場不可

【三重公演】
■日程・会場:2022/9/24[土]・25[日] 三重県文化会館
■料金:⽇時指定/全席⾃由/⼊場整理番号付き
2,800円(当日3,100円)、高校生以下1,000円(当日1,300円)
※[高校生以下]ご入場時に年齢がわかるものをご提示ください。
※未就学児入場不可

「演劇最強論-ing」でも【新潟・東京・三重公演】のチケット取扱!
【新潟公演】7/2(土)10:00~発売開始!
【東京・三重公演】7/23(土)10:00~発売開始!
チケットのお申込は下記ボタンから。

庭劇団ペニノ

2000年1月、昭和大学演劇部メンバー有志にて「庭劇団ペニノ」を結成。自宅マンションを改造した劇場スペース「はこぶね」や野外での公演など、作り込んだ舞台美術とともに上演空間には透徹したこだわりを持つ。「笑顔の砦」(07年)「星影のJr.」(08年)で2年連続で岸田戯曲賞にノミネート。フェスティバル/トーキョー09秋に参加、2011年1月には東京芸術劇場主催公演で「チェーホフ?!」の作・演出を担当。狂気と紙一重な美しい精神世界を表現し、好評を得る。代表作「苛々する大人の絵本」は09年にベルリン(独)、10年にチューリッヒ(スイス)、グロニゲン(オランダ)などで上演され、スイスの著名な演劇賞ZKB Patronage Prize 2010 にノミネートされた。また「誰も知らない貴方の部屋」のアメリカ5都市ツアーを行い好評を得た(2014年)。 ★公式サイトはこちら★